ブロックの欠けやひび割れは、それを放置しておくと、振動などによって被害がさらに広がったり、隙間から雨水などが侵入して中の鉄筋をサビさせてしまうこともあります。最悪の場合はそこから崩壊してしまうことも。安全を確保し美観を保つためにも補修はやはり必要でしょう。 ブロック塀の欠けやひび割れは、大きな場合にはブロック自体の交換が必要ですが、少しの欠けであればモルタルなどで比較的簡単に修復することも可能です。その作業のやり方と手順を紹介するのでぜひ挑戦してみてください。
まずは欠けて穴となっている部分を掃除します。ワイヤブラシを使い穴の中の割れを取り除いてから、左官ブラシで穴の中をきれいにしてください。
![モルタルで修復 ブロックの欠け補修](https://diyhowto.jp/library/wp-content/uploads/2024/05/t_SUS0272-700x467.jpg)
次に大きな穴になっている部分に小石などをつめます。使うモルタルの量が多いと割れやすくなるので小石を入れてそれを下地に使用します。
![モルタルで修復 ブロックの欠け補修](https://diyhowto.jp/library/wp-content/uploads/2024/05/t_SUS0276-700x467.jpg)
インスタントモルタルをバケツに入れ、水を少しずつ入れながら混ぜていきます。水の量は目分量ではなく、説明書の配合率を正しく守ってください。
![モルタルで修復 ブロックの欠け補修、山田芳照,DIY講師,DIY番組講師](https://diyhowto.jp/library/wp-content/uploads/2024/05/t_SUS0290-700x467.jpg)
モルタルが練りあがったらすぐに穴に詰めず、まずは左官ブラシに水をつけて穴の中と周囲を水で濡らします。こうすることでモルタルの付きがよくなります。
![モルタルで修復 ブロックの欠け補修](https://diyhowto.jp/library/wp-content/uploads/2024/05/t_SUS0298-700x467.jpg)
そして、左官ゴテを使い、モルタルで穴を埋めていきます。穴の中だけでなく周囲にもモルタルを付けていき、表面はコテで平らにならします。
![モルタルで修復 ブロックの欠け補修](https://diyhowto.jp/library/wp-content/uploads/2024/05/t_SUS0301-700x467.jpg)
穴が完全に埋まったら、そのままでは周囲のブロックとなじまないので、目地ゴテを使って目地を作ります。モルタルが乾いたら補修完了です
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![モルタルで修復 ブロックの欠け補修](https://diyhowto.jp/library/wp-content/uploads/2024/05/t_SUS0361-700x467.jpg)
■(著)山田芳照 :ブロックの欠け補修、DIY技術監修、DIY講師