すき間をふさぎ、穴埋めなど住まいの補修に活躍
壁や床、水まわりのすき間、穴などを埋めるときに使われる充てん剤。充てん材には、シーリング材、コーキング材、パテ類などがあり、それぞれ成分や用途で種類が分かれます。目地やすき間を充てんし、内部も硬化してゴムのように弾性を持つシーリング剤に対し、コーキング材は表面だけ硬化し、内部は固まらずに弾性を保ちます。パテ類は粘土状で、多くは硬化後、やすりがけして成形したり、塗装できます。シーリング材に比べ、穴やへこみなど面積が広い分野に使われます。商品には壁のすき間、床の穴埋めなど、用途がはっきりと記され、比較的選びやすいものもありますが、充てん部分の素材や使用場所などよく確認して購入しましょう。
■壁のすき間
床や柱、天井と壁のすき間を補修。色は白以外にアイボリーなどもある。硬化後塗装できる。
■浴槽や洗面台との壁のすき間
耐水性・耐熱性があり、乾燥後も完全に硬化せず弾力を保つ。
■木部のキズ
硬化後サンディングや塗装が可能。木製家具、柱、巾木などの補修にも使える。
■コンクリートの穴埋め
コンクリートのように固まり、硬化後ヤスリなどで成形し塗装もできる
■配管のすき間
エアコンや洗面台、洗濯機などの配管と壁や床のすき間を埋める。粘土状のパテです。
■外壁などのシーリング
カートリッジガンに装着して、長い距離でも続けて作業できる。窓枠やドア枠などにおすすめ
■(著)山田芳照 :充てん材、DIY技術監修、DIY講師