投稿者: はるのもはがすのも簡単両面テープをはじめ、用途別に種類が豊富
粘着テープは布、紙、アクリルフォームなどの基材に粘着剤を塗り、テープ状に加工したもの。接着剤との大きな違いは、完全に固まらずに接着することです。こん包に使うテープも粘着テープですが、ここでは、はり合わせ用の両面テープ、補修などに使うテープを紹介します。粘着テープは用途はもちろんのこと、接着する素材、使用場所をよく確認して選びます。はる前には接着面の汚れやゴミを取り、乾かしてから作業します。冬季など気温が低い時は、粘着力が落ちるので、暖かい部屋で作業したり、接着面をドライヤーなどで温めてください。はるだけで接着でき、作業はいたって簡単ですが、そのあとしっかり押さえつけて、圧着するのがコツです。初期粘着力はありますが、一般に粘着力は時間が経つとアップします。また、はり直すと接着力が落ちます。接着位置はよく検討してから作業してください。粘着テープは容器から出すと、種類がわからなくなってしまうものが少なくありません。パッケージは捨てずにいっしょに保管しましょう。
■一般材料用
木材、紙、金属、プラスチックなどが接着できる。主に屋内使用で、ひとつ常備しておくと便利。
■金属用
耐候性があり、鉄、真ちゅう、アルミ、ステンレスなどの接着に使う。
■塩化ビニル用
塩化ビニルに含まれる可塑剤の影響を受けない接着剤を使用。くっつきにくい塩ビ同士もしっかり接着。
■ポリエチレン・ポリプロピレン用
今までくっつきにくかったポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチック製品用。
■カーペット用
基材の表裏で接着剤が異なる。床面側ははがすことを考慮し、粘着力が弱くなっている。粘着剤を使用せず、はがしやすい吸着タイプもある。
■凹凸面用
クッション性のある基材を使い、凹凸面やざらつく面にも接着できる。
■屋外用（ゴム系）
ゴム系のタイプは、防水性に富み、ベランダやバルコニー、玄関周りのコンクリート床面の接着に使用。
■アルミテープ
アルミ製のテープで、キッチンのシンクと調理台のすき間、ダクトの補修などに使われる。水、油、熱に強いのが特長。
■すき間テープ
ドアなどにはってすき間風をふせぎ、冷暖房の効率をアップする省エネ目的のほか、戸当たりの音をやわらげる効果もある。
