組み立て用の90 度接合ジグを作る
1)次に正確な組み立てのためのジグ(取りつけガイド)を作っておきます。余った角材と適当な板を用意してください。
2)ここでは集成材の角材から正方形を4つ切り出します。組み立てのためのガイドとなるので正確な寸法で線を引きます。
3)ノコギリを使って正確にカットします。直線にカットするのが難しい場合はのこガイドなどを使用してください。
4)正方形に切り出した角材のバリをサンダーで取ります。エッジが丸まらないようにバリのみを取るようにしてください。
5)4つの角材が準備できました。これを使用する板材の厚みと同じになるように固定して90度接合ガイドを作ります。
6)おおよその中心を決めたら、ベースとなる板の中心で十字にクロスするような正確な線を引きます。
7)その中心にぴったり合うように切り出した角材を置きます。これが基準となるのでズレないように注意してください。
8)角材を細ネジで固定します。対角線上に2 本のネジで固定してずれないようにしっかり取りつけてください。
9)使用する合板を用意し、角材の辺にピッタリと合わせ、もう一つの角材をピッタリ合わせたら板の反対側に固定します。
10)同じようにもう一方の辺にも合板を置き、今度は正確に垂直の位置となるように調整したら残った角材を固定します。
11)合板を取り除くと、このように使用する板の厚さにピッタリあった正確な90 度接合ジグができ上がりました。
12)ジグを使用すると正確に90度を出すことができるほか、合板を自立させられるので一人で組み立てることが可能です。
■(著)山田芳照 :接合ジグデザイン、DIY技術監修、DIY講師