棚ダボ、受け木の取りつけ方
棚板の高さから逆算して取りつけ位置を決める
棚の高さの決め方
■高さを均等に割る場合
①収納家具の内寸高さから取りつける棚板の厚み分を引きます。棚板の厚みの合計は、棚が2 段な
ら棚板× 1 枚分、3 段なら棚板×2 枚分です。
②①の寸法を棚の段数で割ります。この数字が棚1 段分の高さで、各棚板の高さが決まります。
1)棚ダボを使う場合は、まず底板から1 段分の高さを測り、そこから棚ダボの高さ分を下げたところに線を引きます。
2)側板の前面から10 〜20mm 奥のところに印をつけて、種類ごとの方法で棚ダボを取りつけます。
3)棚板1 枚につき4 個の棚ダボを、高さをそろえて取りつけます。
4)棚板をのせたところ。棚板の下面と棚ダボの取りつけ位置にギャップがあリます。この差を織り込んで最初の位置決めをしましょう。
差し込みタイプの取りつけ方
側板に掘った穴に差し込んで棚受けとして使います。棚受け部分が丸ピンのもの、平らなものなど種類があります。
1)差し込み側のピンの太さを測ります。パッケージに記載のあるものは、そちらを参照してください。
2)ピンと同じ太さのドリルビットを用意し、ピンより少し深い穴を掘れる長さで先端にマーキングをします。
3)取りつけ位置に穴を掘って、棚ダボのピンを差し込みます。きつい場合は軽く叩いて入れてください。
4)棚ダボを差し込んだ状態です。0.5mm 細いドリルを使うと、抜き差しは大変ですが緩みにくくなりま
す。
5)抜き差しができるので、側板に上下5cm などの等間隔で穴を掘っておき、可動棚として使用すると便利です。
■(著)山田芳照 :棚の取りつけ方デザイン、DIY技術監修、DIY講師