ネジやクギがきかない中空壁の助っ人
壁にクギを打ったけれどすぐに抜けてしまった、ネジがきかなかったということはありませんか?室内の壁には、石膏ボードが多く使われています。壁の裏の柱や間柱が無い場所には、「アンカー」や「プラグ」という専用の部品を壁に埋め込んで、ネジを留めることができます。取付は難しくはありませんが、取り付ける壁の構造や材質を知っておくことが必要です。選ぶ際は、商品に記されている強度、壁の種類や厚さを良く確認すること、下穴の大きさは記載された数値を守ることなどです。基本的にネジの取り外しは出来ますが、アンカーやプラグの中には一度取り付けたら取りはずせないものもあるので注意して選びましょう。
中空用アンカー
壁に下穴をあけてアンカーを差し込み、ネジ部分を締めると壁裏でアンカーが傘のように開いて固定される。
石膏ボード用アンカー
先端がカットされキリ状になっているので下穴をあける必要がない。そのままドライバーで締め付る。
羽根型プラグ
羽根を折りたたんで下穴に通し、付属のピンを差し込むと壁裏で羽根が開くことで固定するしくみ。
石膏ボード用クギ
針のような細いクギを打ってフックを固定する。強度によってクギの本数が異なる。
壁裏の柱や間柱のない中空部分には、クギやネジがききません。アンカーやプラグを購入する前に、壁の厚さ、材質、壁裏の空間を壁裏探知機でチェックしましょう。
石こうボードの厚みを調べる方法
壁に付いてるコンセントプレートを外す方法が簡単です。壁の断面が見えるので、材質や厚さが確認できる。
■(著)山田芳照 :アンカープラグ、DIY技術監修、DIY講師