しっかり留めるならクギよりもネジを
ネジの形状はさまざまです。頭の形が、平らなものは「皿頭」と呼び、材料と段差なく留めることができます。鍋のような形は「鍋頭」と呼び、材料から頭が少し出ることになります。次にネジ山は、金属に使うネジは「タッピングネジ」と呼ばれ、首までネジ山があります。木材用のネジは「木ネジ」と呼ばれ、一般的な木工には首までネジ山がないものが良く使われます。長さは材料の厚みの2.5倍が目安です。材質は、メッキしたもの、ステンレス、ブロンズなどがあり、水回り、屋外、屋内など使う場所、見栄えなどで選びます。
木ネジ
(鉄/ユニクロメッキ)
木材用ネジ。ネジ頭の形は、皿や丸などがある。
コーススレッド
(鉄/クロメートメッキ)
電動ドライバー用の木材ネジ。木ネジより細く、ネジ山は大きく間隔も広いため保持力が高い。
木割れ防止ネジ
(鉄/クロメートメッキ)
ネジの先がキリのようになっていて、下穴をあけながらとめることができる
ドリルネジ
(鉄/ユニクロメッキ)
金属用ネジ。先端が刃のような形状でキリの役目をするため、材料が金属でも下穴が不要
皿タッピングネジ
(鉄/ユニクロメッキ)
金属用ネジ。首までネジ山があるのが特徴。頭の形状が皿で平らに締め付けできる。
六角フランジ付きタッピングネジ
(鉄/クロメートメッキ)
金属用ネジ。首までネジ山があるのが特徴。フランジ付きはレンチで締め付けることも出来る。ネジのゆるみ防止効果もある。
■(著)山田芳照 :ネジ、DIY技術監修、DIY講師