強度、明るさ、通気性など、素材により特性はさまざま。
障子紙の素材は、伝統的な和紙のほかに、プラスチック加工品や化繊などをプラスして強度をアップしたタイプがあります。強度を求めると通気性は悪くなりやすく、素材により明るさ、白さ、日ざしによる変色具合なども異なります。貼り方により3タイプあり、アイロンタイプはゆっくりとアイロンで熱して接着します。はがすときもアイロンをあてるだけなので手軽です。のりタイプは、のりで貼り、はがすときははがし剤や水を使います。プラスチック製など硬質の紙は両面テープで貼ります。貼りかえ頻度の高い家庭では、はがす作業の手間も商品選びの目安にすると良いでしょう。
アイロン貼り
裏にアイロンの熱で溶ける接着剤が付いています。障子紙の表からアイロンをあてて貼っていきます。枠の際はアイロンの先端を使ってていねいにかけます。はがす時もアイロンだけでOK。
のり貼り
のりで貼る場合は、容器入りの専用のりを使うとつけすぎを防ぎ、塗りやすい。桟の中心につまようじ程度の太さになるようのりをつけます。塗り広げる必要はありません。
両面テープ貼
桟の幅にぴったりな専用の両面テープを使います。始めに縦の桟だけを貼り両面テープの剥離紙をとります。次に横桟すべてに両面テープを貼り、その上に障子紙をしわが出来ないように貼っていきます。
■(著)山田芳照 :障子紙、DIY技術監修、DIY講師