手軽に燻製を楽しめる本格派スモーカー
●材料
一斗缶(フタ付き)、全ネジ棒 5mm径×長さ900mm 1本、鉄板 300×400mm 1枚、焼き網角型(1辺が25cm以上) 1枚、耐熱スプレー塗料
Uボルト 大1個、小1個、蝶番 1組、強力マグネット数個、袋ナット(全ネジ棒にあうサイズ) 6個、ナット(Uボルトにあうサイズ)4個、小ねじセット(蝶番の穴径に入るサイズ) 9個
金属製トレー(今回は190×132mmサイズを使用)
■道具
電動ドライバードリル、万能バサミ、ドリルビット(金属用3.3mm、6mm、10mm以上)、ペンチ、金切ノコギリ、+ドライバー、瞬間接着剤、メジャー、油性ペン
1.扉をつける
油性ペンで1辺150mm程度の四角を描き、10mmのドリルであけた穴から万能バサミを入れて切り取る
開口が大きい方が吊るす食材などを出し入れしやすい。切り口が鋭いので注意して作業する。
開口部より天地30mm、左右15mmほど大きいサイズに、扉にする鉄板を切る
Uボルト(大)の取り付け位置を決め、径6mmのドリルで穴をあける
鉄板を裏表からはさむようにナットを締めて、Uボルトを固定する
扉と開口部の端をそろえ、蝶番を仮置きしてネジ穴の位置に印をつける
ネジ位置に径3.3mmのドリルで穴をあけ、小ねじを使って蝶番を固定する
2.置き台をつくる
金切ノコギリを使い、全ネジ棒を250mmの長さで3本カットする
対する面の同じ位置(上から100mm程度)3か所に径6mmの穴をあける。全ネジ棒を通し、両側に袋ナットを入れる
3.排煙調節口をつくる
フタにテープなどをあてて円を描き、万能バサミでカットして排煙口をあける
穴よりひと回り大きく鉄板を切り、支点となる部分を小ネジでフタに固定して、スライド式の調整ブタとする
4.仕上げる
扉を受ける部分の開口部の内側に、瞬間接着剤でマグネットを接着する
缶の内寸にあわせてカットした焼き網とスモークチップ用トレーをセットする
食材を置くことも吊るすこともできる、本格派スモーカーの完成!
お好みで、耐熱スプレー塗料を塗って仕上げよう
■(著)山田芳照 :一斗缶スモーカーデザイン、DIY技術監修、DIY講師