投稿者: 清潔感あふれる印象にリフレッシュ！
カーポート床は、年月が経つと塗装面のツヤがなくなり、色あせして汚れが目立つようになります。そして、塗装面の塗膜がはがれたりめくれたりして見た目の印象も悪くなります。こうした症状が目に付くようになると塗り替えのサインです。塗り替えのメンテナンスは、業者に頼むと高額な費用が発生しますが、DIY で自ら塗装してメンテナンスをすればコストを抑えることができます。塗料は塗膜が硬く、ホコリや劣化を防いで美しさを長持ちさせるタイプを選ぶのがポイントで、油性に比べて値段がお得で安全な水性タイプがおすすめです。明るいカラーリングでガレージ
スペースを清潔感あふれる印象にリフレッシュさせましょう。
Befor
車一台分が駐車できるスペースだと、1 人でも充分に作業ができます。塗装するときは晴天が2〜3日続く日を選んでください。
材 料
■コンクリート床用塗料（水性）■パーキングブロック（W600×H100mm）1個■コンクリート 専用接着剤■ガレージミラー
道 具
■高圧洗浄機 ■ほうき■ちりとり ■デッキブラシ■ワイヤーブラシ■ローラーバケット■バリケードテープ（ペンキ塗りたて）■マスキングテープ■ローラー ■水性用ハケ■ビニール手袋 ■ゴムハンマー ■ペンチ
汚れを落として下準備をする
1）ほうきで床面のゴミやホコリを掃除します。床面にこびりついた土や砂の汚れは、デッキブラシを使ってきれいに除去します。
2）はがれかかった塗膜は、ワイヤーブラシやケレンなどで削り取ります。亀裂や穴がある場合は、床を塗装する前日にクラックケアをして補修します。
3）高圧洗浄機で一気に残った汚れを落としていきます。高圧洗浄機がない場合は、デッキブラシで水を流しながら汚れを落としていきます。
4）カビはカビ取り剤で、油分は、ペイントうすめ液で落とします。洗浄で隅々まできれいに汚れを取り除いたら、2 時間ほど乾燥させます。
初めて塗装する場合は油性下地剤で密着性を高める
初めて塗る場合は下地を補強し、上塗り塗料との密着性を高める、シーラーと呼ばれる下地剤で下塗りをします。上塗り塗料の作業とは別に、ローラーやローラーバケットを用意してください
ローラーでシーラーを塗っていきます。劣化の激しいところはたっぷりと塗り、ローラーで塗りにくい隅はハケを使って塗ります。
上塗り塗装の1回目
1）道路や外壁の境界や配管など、塗りたくない部分にマスキングテープを貼って養生をします。保護したい部分が広いときは、マスカーで覆います。
2）容器の中で成分が分離して沈んでいるため、よく振って攪拌させます。角材などで充分に混ぜたら、ローラーバケットに塗料を注ぎます。
3）ローラーで塗りにくい、外壁や道路の境界などの隅からハケで塗っていきます。ハケは、使う前に抜けやすい毛を取り除いておきます。
4）ハケで周囲を塗り終わった状態です。続けて内側を塗るのでこの部分を踏まないように注意してください。
5）広い面はローラーで塗ります。はじめに軽くローラーをゆっくり転がして塗料を配り、ムラのないように同一方向で塗っていきます。
6）ローラーに塗料を付けすぎて勢いよく塗ると飛散したり溜まりができるので注意してください。すべて塗り終えたら1時間程度乾かします。
上塗り塗装の2回目（仕上げ）
1）塗装した表面を手で触り、乾燥しているのを確かめたら、ローラーで2 回目を塗っていきます。1 回目とは違う方向で均等に塗るようにします。
2）2 回目はマスキングテープを貼った周辺を塗るときも、ローラーを使っても問題ありません。下地の色が見えなくなるように全体をしっかり塗ります。
3）全体を塗り終えたら、バリケードテープを貼ります。乾かすのに時間がかかるため、家族や近所に注意喚起をして誤って入らないようにします。
4）マスキングテープをはがし、1 日乾燥させると完了です。乾燥前にマスキングテープをはがしておくと、塗膜のめくれを防げます。
パーキングブロックを取り付ける
1）パーキングブロックは反射板が付いているのがおすすめです。床面にドリルで穴をあけるのではなく、接着剤を使った手軽な設置方法で取り付けます。
2）車を駐車したときの後輪を確認します。設置したい場所にパーキングブロックを仮置きし、しるしを付けます。壁際のドアが開閉できることも確認します。
3）パーキングブロックの接地面に、コンクリート専用の接着剤を塗ります。設置したときに床面に接着剤がはみ出さない程度に塗ります。
4）パーキングブロックを設置して固定し、車を駐車して問題なければ完了です。ゴムハンマーなどで軽く叩くと、しっかり密着します。
出庫時の確認に最適なガレージミラー
駐車場から車を出すとき通行人が見えづらかったり、外壁をぶつける心配がある場所にはガレージミラーを取り付けましょう。壁やブロック塀用など取り付ける場所に合わせて、さまざまな種類が揃っています。簡単に取り付けができて駐車場周辺の安全確認や防犯に役立ちます。
1）ブロック用の金具を塀に挟み込み、アジャスターで位置を決めた後、ネジをしめてしっかり固定します。
2）ミラーに付属しているL 字金具をブロック用金具に固定し、ミラーを取り付け、ペンチでネジを締めます。
3）金具が塀にしっかり固定しているか確認します。ミラーの角度を微調整したら完了です。
