ウッド花壇が完成したら、いよいよ植栽です。まずはどんな目的で植物を植えるかをイメージします。例えば、花で家全体の雰囲気を明るくしたい、草花で目隠してプライベート空間を保ちたいなど、用途に合わせて草花を選びます。そして植物を植えた後のお手入れも肝心です。
植物を元気に育てるには基本的な水やりに加えて2 つのポイントが大切です。
❶花がら摘みをする
咲き終わった花やしぼんだ花は、病気の原因になるので剪定しましょう。
❷定期的に肥料を与える
肥料が不足すると葉が黄色くなってしまいます。液体や錠剤タイプのものを定期的に与える
ようにしましょう。
これらを注意して大事に育ててください。
1)花壇に肥料を含んだ培養用土を入れて平らにならします。土の量は最も低い仕切りから少し下に余裕を持たせます。
2)植物を鉢入れの状態のまま仮置きします。後ろに高い植物を置き、前に低い植物を植えるように配置します。
3)植物同士の隙間に用土を充填していきます。同系の植物の高さが違う場合は、土を補充して高さを揃えます。
4)植物を鉢から取り出して本入れをします。植物の生長を見込んで、植物同士の隙間を少し空けるようにします。
ここがポイント!
植物の根元をチェックして本入れしよう
根元は根をはさみで切らずに軽くつついてほぐします。球根の花はほぐさずにそのまま本入れをしてください。また、根が伸び過ぎて巻き付いているものは、根元をほぐしてから植え付けます。
5)すべての植物を鉢から取り出したら、園芸スコップで鉢の高さまで用土を補充して植物の根を埋めていきます。
6)棒で軽く突いてすき間を埋めます。そしてジョーロで水を撒いて土にたっぷり含ませます。
7)水やりをしてしばらくすると土が水分を含むので沈みます。もう一度、用土を補充して水やりをしたら完了です。
■(著)山田芳照 :ウッド花壇デザイン、DIY技術監修、DIY講師