ウッド花壇

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木の温もりが草花の美しさを引き立てる

 玄関まわりや庭のアクセントとして草花を植えて、色とりどりの表情が楽しめる花壇。手づくりの花壇は自由度が高く、草花の種類や設置する場所に合わせて作ることができます。レンガや石積みなどの多彩な花壇がある中で、設置する場所を温かみのある雰囲気にしたいならウッド花壇がおすすめです。規模が小さいものであれば誰でも作ることができます。土留めの仕切りを木製にする
ことで木の本来の温もりと木目の美しさのナチュラルな質感が相まって、おしゃれな雰囲気を演出。洋風・和風にも溶け込みます。さらにウッドを塗装することによってポップなテイストからアンティークな風合いまで幅広く楽しむことができます。お好みの花の彩りを楽しめる花壇を目指しましょう。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

Before

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

材 料
■角材(90×90mm)
■2×6材
■川砂
■ドライモルタル
■木部用塗料

道 具
■スコップ     ■園芸スコップ
■ゴムハンマー   ■バケツ
■トロフネ     ■ハケ
■レンガゴテ    ■左官ゴテ
■練りクワ     ■左官ブラシ
■トレイ      ■水平器
■ジョーロ

花壇の下地の基礎を作る

1)設置する場所の雑草などを取り除いて整地します。土留めに使用する角材を仮置きして花壇のサイズを決めます。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

2)角材の外側と内側に、スコップで溝を掘るラインを引きます。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

3)全体にラインを引いたら角材を取り除きます。ラインは溝を掘る目安なので、正確でなくても大丈夫です。

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4)スコップでラインに沿って溝を掘っていきます。溝の深さは10cm程度を目安にします。

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5)ラインに沿って全体を掘って溝にしたところです。溝の部分の地面は足で踏んでしっかり固めます。

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6)スコップを使って溝の部分に川砂を敷き詰めます。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

7)敷き詰めた川砂を手で平らにします

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

8)敷き詰めた川砂を平らにしたら、しっかり固めていきます。角材などの当て木で上から叩くと効果的です。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

9)川砂をしっかり固めたら、花壇の基礎の下地作りができました。

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花壇の場所選び
こんなところがおすすめ

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

花壇を設置する最も大切な条件は、植物が元気に育つという点です。日当り、風通しがよく、強い西日を遮れるなど、植えたい植物の性質に合っていると最適です。さらに地面が固くて平らだと作業がしやすくなります。ただ、こうした好条件の場所は敷地内になかなか見当たらないことも多く、その場合は工夫して改善しましょう。例えば、日当たりが悪い場所への設置は、花壇に高さを出して日当たりを改善できます。こうした条件の元で、庭の見栄えがよくないスペースや玄関先など人目に付くけど物寂しいスペースなどに設置して変化を出してみましょう。

木部用塗料を塗る
1)土留めの杭にする角材をノコギリや電動丸ノコなどでカットします。長さを不揃いにしてデザイン性を高めます。

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2)油性用ハケで角材に木部用塗料を塗ります。角材を立てた時の上面は残して木目に沿って塗るようにします。

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3)塗料を浸透させるため15~30分ほど放置して乾燥させます。乾燥後、ウエスなどで表面の油分を拭き取ります。

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4)花壇の背面に立てる2×6材も同じ手順で塗装します 。角材同様に、立てた時の上面を残しておくようにしましょう。

木材本来の美しい仕上がり
ワトコオイルがおすすめ!

木材を塗るにはオイル& ワックスのワトコがおすすめ。植物性油を原料とするワトコは木材表面に
塗膜を作らず、木に浸透させて仕上げるので木材本来の美しさや艶のある美しい仕上がりの表情になります。木材DIY の塗料で人気のアイテムです。

溝にモルタルを敷き詰める

1)コテを使って溝にモルタルを敷き詰めます。コテは材料を多くのせられるハート型のレンガゴテがおすすめです。

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2)モルタルは3cm程度の厚みに敷き、左官ゴテを使って平らにします。

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作業の時短が図れるドライモルタル
セメントと砂が1:3 で調合されたものです。ドライモルタルの特徴は、水を加えて練るだけで簡単にモルタルを作ることができます。

ドライモルタル

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トロフネにドライモルタルを入れた後、水を少しずつ加えます。

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水を加えたドライモルタルを練りクワでよく練り混ぜます。10kg に対して水は約1.5ℓが目安です。

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角材を立て土留めの仕切りを作る

1)角材を上から押して、モルタルに沈むようにして1本目を立てます。ゴムハンマーなどで角材を上から叩いて固定させます。

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2)2本目以降も1本目と同じ作業を繰り返します。角材の並びは高低差を生かしてデザイン性を高めるようにバランスを考慮して並べていきます。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇
木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

3)角材を立てて土留めの仕切りができたら角材が平行に並ぶように調整します。

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4)花壇の背面のところに2×6材を立てます。角材を立てた時と同じように、ゴムハンマーで上から叩いてモルタルに固定させてください。

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5)角材を安定させるため、スコップを使って角材や背面の2×6材の外側部分に川砂を充填します。

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6)角材などで上から押さえて、充填した川砂をしっかり固めます。同じように内側にも川砂を充填し、しっかり固めてください。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇
木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

7)スコップで掘った土を溝に戻して埋めます。地面になじむようにして、角材や2×6材がぐらつかないように固めます。

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8)角材と2×6材の塗り残した上面をハケを使って塗装します。乾燥させた後、ウエスで拭き取るようにしてください。

木の温もりが草花の美しさを引き立てるウッド花壇

9)仕切りの内側に掘った土を戻します。この時、小石などは取り除くようにしてください。

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10)仕切りの外周に砂利を敷き詰めて周囲となじむようにしたら完成です。完成後はモルタルが固まるように、1日置いてください。

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