傷んだ座面の印象と座り心地を一新、椅子の座面張り替え

座面の張り替え

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傷んだ座面の印象と座り心地を一新、椅子の座面張り替え

傷んだ座面の印象と座り心地を一新
ダイニングチェアなどのクッションつきの座面は、使っている年数とともに、張り地の汚れや色あせ、すり切れなどが目立つようになります。そのころにはクッションもへたってきます。傷みが気になるダイニングチェアは、座面を張り替えて効果的にリフレッシュしましょう。
 もとと同じ素材や色でリフォームしてもよいですが、まったく異なる張り地でリメイクすると、ダイニングの雰囲気を変えることもできて一石二鳥です。
 長持ちさせるために、擦れや引き裂きに強い生地を選ぶことが、リメイクを成功させるポイントです。気に入った生地を見つけて、センスよく作り変えましょう。
 張り替えの場合は、取り外した座面を裏返し、ステープル抜きやマイナスドライバー、ペンチを使って針を抜いてください。
木製座板の椅子を座り心地のよいクッション座面にリメイクすることもできます。

Before
一般的にはクッションつき座面の張り替えを行うことが多いですが、硬い木製座面をクッションつきにすることも可能です。

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道具
■六角レンチ(プラスドライバー) ■ハサミ ■油性ペン ■両面テープ ■金づち

タッカー

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材料
■クッション材:チップウレタン(3cm厚)
■張り地(透けないもの、伸びないもの)

ウレタン選びで好みの座り心地に
7〜10年使用しているダイニングチェアは、クッションもへたっているので、ウレタンを交換することをおすすめします。ここでは、やや硬めでつぶれにくい3cm厚のチップウレタンのみを使用していますが、2cm厚のチップウレタンの上に、2cm厚の軟質ウレタンや低反発ウレタンを重ねると、よりソフトな座り心地になります。

ウレタン選びで好みの座り心地に

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クッション材を加工する
1)脚や枠に固定しているネジを緩め、座面を取り外します。クッションつきの場合は、古い張り地とウレタンをはずします。

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2)ウレタンの上に座面板を置き、周囲がひと回り大きくなるように、油性ペンで型を取ります。

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3)線に沿って、ハサミでチップウレタンをカットします。切り口が凸凹になったところは、できるだけ整えておきましょう。

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4)チップウレタンがずれるのを防ぐために、座面板の上面に両面テープを貼ります。端と真ん中は必ず貼ってください。

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5)下にチップウレタンを置き、周囲のはみ出しが均等になるように、位置をあわせて座面板を貼り付けます。

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6)クッション材の加工が完了しました。はみ出したウレタンは、張り地が座面板に当たって擦り切れるのを防ぎます。

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張り地を張る
1)裏返しに広げた張り地の上に座面を置き、印の4か所にタッカーを使って張り地をとめます。

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2)先にとめた2か所の真ん中あたり(四角い座面の場合は角)を、張り地を軽く引っ張りながら、タッカーでとめます。

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3)丸い座面や四角い座面の角は、ヒダを作りながらタッカーでとめます。タッカーはヒダの山の部分に打ってください。

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ここがポイント
最後に、針が連なるくらいにすき間なくタッカーでとめておくと、張り地が破れにくくなります。浮いた針がないように、金づちでしっかり打ち込んでおきます。

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4)タッカーでとめたところから1cm程度を残して、あまった布をハサミで切り落とします。

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5)必要に応じて、裏面に合わせてカットした不織布をタッカーで張ってください。座面をフレームに取り付けて完成です。

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紹介している家具は、DIYプロダクションの工房で作ることができます。材料と必要な工具はすべてそろっていますので、お気軽にお問合せください。DIY初めて、電動工具を使うのが初めて、の方も大歓迎です。担当講師が丁寧にご指導いたします。