受け木の取りつけ方
棚の内寸奥行より10mm短い角材を受け木として用意します。ここでは10×20mmの角材を使います。
1)受け木の両端から少しあけてネジ位置を決め、印をつけます。
2)印の位置に下穴をあけます。写真は皿取りドリルを使っていますが、通常の下穴ドリルでOK です。
3)棚板下面の高さに線を引き、そこに受け木を合わせてネジどめします。側板の前面から10mm 奥に取りつけています。
4)受け木に棚板をのせて取りつけ完了です。棚板を固定したい場合は、受け木にネジどめしてください。
5)作例は一枚板の側板ですが、すのこを使い、すのこの裏のつなぎ部分を受け木として使う方法もあります。
穴をあけずに棚をつける
カラーボックスのように穴をあけたり、ネジを打ったりできない箱に、棚を増やしたい。そんな「困った」を解決する棚取りつけの裏技を紹介します。
材料は、側板の内寸に合わせてカットした合板(5 〜9mm 厚)、奥行と同じ長さの10 × 20mm 角
材、棚板。
1)棚の高さを決めて合板に取りつけ用の線を引きます。
2)受け木となる角材に強力タイプの両面テープを貼って、1)の線に合わせて合板に固定します。
3)合板を箱の左右に入れて、棚受けの取りつけ作業は終了です。合板を固定する必要はありません。
4)棚板を入れると左右の合板を突っ張った状態になって安定します。箱と同じ色に塗装するときれいに仕上げられます。
■(著)山田芳照 :棚の作り方デザイン、DIY技術監修、DIY講師