フローリングクッションフロアは形状と材質により分類される
フローリング材は、木質合板、無垢材、プラスチック製など材質によって分類があります。木質合板は複合フローリングと呼ばれ表面だけ無垢単板が使われています。無垢材は、単層フローリングと呼ばれ、樹の味わいと温もりを楽しむことができます。プラスチック製は厚みが薄く、両面テープで貼れるので、既存の床面を簡単にリメークすることができます。薄いのでドアの開閉にも支障なくDIYにおすすめのフローリング材です。
フローリング材
フローリング材には、「さね加工」といい、側面に凹凸の加工が施され、組み合わせて敷き詰めることができる。複合フローリングは、合板の表面に薄い単板をはったもの。単板には天然木や、UV塗装、セラミック加工など特殊加工をした化粧板が使われている。
合板などの基材の上に化粧板を貼り合わせたもの。
基材の下に緩衝材を貼り合わせた遮音タイプ。
複合フローリング
明るいオーク調、濃茶など色調は各種、無垢より一定の質感が得られる。
複合フローリングを横に3枚貼り合わせたもの。広い床面を貼るときにおすすめ。
単層フローリング
無垢材の1枚板で、樹種により色合いや木目などが異なる。反りや割れなど自然素材特有の欠点もある。
プラスチック製フローリング
薄い基材の上にオレフィンなどのプラスチック素材を貼り合わせたもの。専用の両面テープで貼る。
クッションフロア
耐水性があり、汚れも落としやすいのでトイレや洗面所などにおすすめ。最近はデザインも豊富にありリビング床のリメイクにも多く使われている。適度な弾力性があり、価格も安い。施工は、クッションフロア専用の薄い両面テープで使用する。ロール状で必要な長さで購入できる。
■(著)山田芳照 :フローリング材・クッションフロア材、DIY技術監修、DIY講師