キャスターは動きや取付方法で選ぶ、戸車はレールの形状で使い分ける
キャスターを選ぶときはどのような動きが必要かを確認します。「自在タイプ」は360度車輪が動き、前後左右に方向を変えることができます。「固定タイプ」は、車輪の方向が固定され、直進的に動きます。また、用途によっては車輪の動きを止められる「ストッパー」機能があると便利です。取付方法は、ネジで4カ所留める「プレートタイプ」と、ボルトで留める「ネジ込みタイプ」に分かれます。引き戸の動きをスムーズにする戸車は、レールの形状に合ったもの、レールが不要なものなどあります。車の材質には、鉄、ステンレス、ゴムなどがあります。
■キャスター
自在タイプ
車輪が旋回するため、前後左右に向きを変え、フットワークよく動かすことができる。
固定タイプ
車輪の方向が固定され、直進的な動きに優れる。
ストッパーつき
移動しないときは車輪を固定できる。テーブルなど通常は固定して使うものに便利。
ボールタイプ
車輪が球状で、自在タイプより小回りがきく。
双輪タイプ
車輪が2 つあり、床面が傷つきにくい。すっきりしたデザインで、ラック類によく使われる。
ねじ込みタイプ
取り付けはボルトでねじ込む、ナットで締め付けて固定します。
■戸車
平型タイプ
車輪が平らで、レールのない引き戸に使用する。
丸形タイプ
レールの上を通るためのくぼみがある。他にも角型、V 型などの形状がある。
アルミサッシ網戸用
取替用の戸車です。サッシの溝幅に合うものを選んでください。差し込むだけで簡単に取付できます。
■(著)山田芳照 :キャスター、DIY技術監修、DIY講師