好きな場所に植物を飾るフレーム
玄関まわりや庭の入口などにスペースがない場合でも植物を飾る方法として、フレーム型のハンギングスタンドがおすすめです。移動して好きな場所に置けますし、装飾性の高いフレームに吊ることで小さいハンギングでも目に入りやすくなります。殺風景な玄関まわりを華やかにしたり、植物がいっぱいの庭にアクセントをつける効果もあるでしょう。またハンギングのかわりにメッセージを書いた黒板を吊るせば、友達を招待するときのウェルカムボードとしても利用できます。この作品の特徴は、部分ごとに2×材のサイズや向きを使いわけていることです。同じサイズの木材だけで組み立てると単調になってしまうところを、立体的で変化のあるデザインに仕上げています。専用工具や難しい技術を使わずに材料の組み合わせを工夫して木ネジで固定しているだけなので、DIY初心者でも簡単に素敵なフレームを作ることができます。
1.枠に使う910mmと480mmの2×4材を65mmの木ネジで固定します。組み立て前にサンダーで切断面を磨いてバリを落としておきましょう。
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2.枠の上部に2×6材を取り付けます。2×6材は広い面を前に向けて枠のセンターに合わせます。位置を合わせるために木材を下にあてています。
3.台に脚を取り付けます。2×10材の両端に35mmの木ネジで1×2材を固定します。木材の表面からネジ頭が出ないように締め込みます。
4.台に枠を取り付けるため、それぞれのセンターに線を引いて位置を合わせます。左右は20mmずつあけています。
5.枠を台の上に取り付けます。65mmの木ネジを3箇所に打って固定します。
6.枠の上に飾りの2×4材を取り付けます。土台と同じように左右を20mmずつあけてネジどめします。
7.組み立てが完了。木口の角や切断面の荒れなど気になるところがあれば、塗装する前にサンダーをかけておきましょう。
8.水性塗料を塗って仕上げます。軒下に置く場合でも耐候性に優れた屋外用塗料を使用するほうが塗装が長持ちして、色あせや木割れがしにくくなります。
9.ハンギングを吊るためのヒートンを取り付けます。枠のセンターにキリで下穴をあけてからねじ込みます。きつい場合はドライバーを差して回してください。
■(著)山田芳照 :ハンギングスタンドデザイン、DIY技術監修、DIY講師