処分が難しい古い土を再生してリサイクルしよう
プランターなどで一度使った古い土は、使い終えたら新しい土に変えるのが基本です。なぜなら、古い土には栄養がなくゴミも多いうえにカビや害虫の卵が入っている可能性があるからです。しかし大変なのは、古い土の処分。土は通常普通ゴミとして捨てられません。ではどうすればいいのか。そこでおすすめなのが土の再生です。根や石などを取り除き、土の改良材を使用すれば再利用が可能になります。その方法を紹介します
1.古い土をビニールシート上に広げます。その状態でゴミや古い植物の茎、根、葉っぱなど、大きなものを取り除きます。
2.古い土を目の粗いふるいにかけ根や虫などを取り除きます。次に目の細かなふるいにかけ、土の目詰まりの原因になる粉状になった土を取り除きます。
3.次に土を太陽の熱で消毒します。ビニールシート上の土に水をかけて湿らせたら熱を吸収しやすい黒いビニール袋に入れます。
4.ビニール袋に入れた古い土を、日なたに放置します。天日干しをだいたい2~3週間ほど行い、蒸してしっかりと殺菌しましょう。
5.天日干しで土が乾燥したら、ホームセンターなどで手に入る土壌改良材(土の再生材)を、古い土に対して3~4割程度混ぜ合わせます。
6.最後に養分を補給します。たい肥や腐葉土など有機物を古い土に対して半分くらいの量を混ぜ、土のバランスを整えます。これで再生完了です。
■(著)山田芳照 :古い土を再生してリサイクル、DIY技術監修、DIY講師