水平・垂直を簡単に確認
水平、垂直は家屋や地面にものを設置する際の基準になります。壁に棚を取り付けたり、レンガを積んだり、ウッドデッキを作ったりするときは、水平器を使って正確に測りながら作業することが大切です。 水平器はガラス管の中の気泡の位置で、水平・垂直を調べられる測定器具です。対象物にあてると僅かな傾きが一目でわかり、調整しながらの作業を簡単に行えます。まずは、さまざまな場面で使いやすい長方形タイプで、長さ30cmか45cmのものをそろえるといいでしょう。気泡管が3つあり、45度の確認ができる水平器もあります。
■水平器の使い方
水平、垂直を測るときは、棚板や支柱などの測りたい面に、水平気泡管と反対の面を密着させて、気泡の位置を確認します。対象物の面に付着物があると水平器が浮いて正しく測れないので、きれいな面にあてるように気をつけましょう。水平、垂直を測るときは、棚板や支柱などの測りたい面に、水平気泡管と反対の面を密着させて、気泡の位置を確認します。対象物の面に付着物があると水平器が浮いて正しく測れないので、きれいな面にあてるように気をつけましょう。
水平を測りたいときは水平器を部材の上に置き、水平気泡管の気泡の位置を見ます。部材が大きいときは2か所以上で確認しましょう。
垂直を測りたいときは水平器を部材の側面に当て、垂直気泡管で気泡の位置を見ます。2方向で行い、前後と左右の垂直を確認します。
■気泡管の見方
気泡管の中の気泡が目盛りの真ん中にあれば、水平、垂直です。
気泡が真ん中から外れているときは、気泡がある方を下げて修正します。
■柱の垂直出しに便利
ポストレベルはバンドで柱に取り付けて、2方向の垂直を測ることができる水平器です。両手が使えるので、柱の設置作業にとても便利です。
■レーザーで位置合わせ
レーザー照射機能がついた水平器を使えば、壁の複数箇所での高さ合わせ、壁紙貼りの垂直ライン出しなどが簡単に行えます。
■(著)山田芳照 :水平器、DIY技術監修、DIY講師