土. 4月 20th, 2024

ジグソー

「ジグソー」どんな道具?

ブレードという細いノコギリを電動で上下に動かし材料を切断する道具です。
ブレードには、木工用、金工用、プラスチック用などがあり色々な素材を切断することができます。
また、ジグソーは丸ノコなどではできない曲線切りやハート・四角に切り抜く窓抜き加工ができるのも魅力です。

それでは、ジグソーについて詳しく見ていきましょう!

・ジグソーの動かし方

まず、材料からブレードを離した状態でトリガースイッチを握ります。

墨線に沿って切断して行きますが、あまり小刻みに方向修正しないのが切断面をきれいにするポイントです。また、前へ進める事よりもベースプレート全体をしっかり材料に密着させる事に注力することが重要です。

・スピードコントロール

トリガースイッチの握る強さでスピード調整ができます、曲線などはスピードを落とすとジグソーをコントロールしやすくなります。

スピード調整ダイヤルの有るものは、トリガーを一杯に握った時のスピードを決められるので下記の作業に便利です。

木材の切断は高速でも大丈夫ですが、高温になりやすい金属や溶けやすいプラスチックなどの切断は低速で行いましょう。金属板は、オイルを注しながら切断しましょう。

・オービダル機構

木材などを高速で切断したい場合には、オービダル機構をONにします、 オービダル機構とはブレードにしゃくり運動をさせる機能で数段階で調整ができ、動きを大きくすればするほど切断スピードもUPします。但し、スピードアップに伴い精度は落ちます。

・傾斜切断

ジグソーのベースプレートを傾斜させれば、傾斜切断も簡単にできます。

・ブレードの種類

切断する材料に合わせて、合板用、プラスチック用、金工用などがあり、 カットする目的に合わせても、直線用、曲線用、仕上げ用などが販売されています。適したブレードを選択することが、綺麗に仕上げる最重要ポイントです。

下が通常のアップカットブレード、上がダウンカットブレードです。 この写真では分かりにくいのですが、ダウンカットブレードは上にバリが出ないので化粧合板の加工や表面にバリを出したく無い場合に便利です。

・ジグの活用

直角定規の活用

手作りジグ

アクリル板で作りました。こちらを使えば切断するものが多少凸凹でもジグソーをまっすぐ進めることができます。

 ジグとは・・・機械工作の際、刃物や工具を加工物の正しい位置に導くために用いる補助工具。〔「治具」とも当てる〕

・簡単ジグの作り方

ここで、私のオススメ 「ジグ」 間隔プレートの作り方をご紹介しましょう!
私も教えてもらった物ですが、とても便利なので是非作ってみてください。

・必要材料

1、アクリル板(3~5mm厚)幅はジグソーベースの幅程度、長さはお好みで
2、両面テープ(薄い物)
3、バークランプ(まっすぐな物ならば定規でも端材でもOK)
4、合板(平らな板)

・制作手順 1

アクリル板の端に両面テープを付け、合板に貼り付ける。

・制作手順 2

アクリル板にバークランプを突き付け固定する。
バークランプに沿ってジグソーを動かし合板と共にアクリル板をカットする。

・完成

当たり前ですが、切り出されたアクリル板はベースプレートの端からブレードまでの幅になります。

名づけて、間隔プレート。

・利用方法

墨線に合わせて間隔プレートを置き、それに沿うようにまっすぐな物を固定します。
間隔プレートを外して、ガイドに沿ってジグソーを進めれば簡単に直線切りができます。

アクリル板は墨線が見やすいのでとても扱い易いです。単純なものですが、活用範囲も広くコンパクトでスマートなジグなので是非ご活用下さい。

もちろん私は、丸ノコやルーター・トリマー用も作ってありますよ。

ジグソーを購入するときのポイント

使用するブレードが同じ長さでも、パワーにより切断能力は違います。
→ 60mm以上の木材が切断できる物を選べば幅広いDIYに活用できます。
重さやグリップの太さなど実際に持ってみて自分に合った物を選びましょう。
→  軽い物は取り回しが楽ですが、重いほうが作業は安定します。

ブレードの交換が工具なしで できる物がオススメです。

直線・直角の精度は期待してはいけません。

ジグソーは、比較的安全で、幅広い切断に重宝しますが、直線・直角精度はあまり期待できません。
もちろん、先に紹介したジグを活用することである程度の精度は出ますが、細く薄いブレードでは微妙な傾きや材料の硬い部分からブレードが逃げ精度を落とすことをお忘れなく。

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